地方へ長期出張していた友人を訪ね、その夜、繁華街へ繰り出すこととなった。そこで見かけたのが、赤いのれん。数々の広告灯がきらめく街中にあっても、なぜかその赤いのれんが目にとびこんできた。友人も同じであったらしく、その赤いのれんをくぐって、中華料理屋にはいった。紹興酒に酔って、ほろ酔い加減。その夜のことを忘れられず、何年か経ったあとで、またあの赤のれんの店に行こうと、友人と探したのだが、見つからなかった。